次の表は石炭火力発電所における環境対策のうち、大気汚染物質の低減技術についての概要を記述したものである。 表中のA、B及びCの記号を付した空欄に記入すべき事項を次の解答方法に従って答案用紙に記入しなさい。 解答方法 Aは大気汚染物質の名称を記入すること。 Bは硫黄酸化物の低減技術について、窒素酸化物の低減技術の記述例を参考に装置の設置とその他の対策に分けて記述すること。 Cは窒素酸化物の発生原因(発生過程)を二つ挙げ、簡潔に記述すること。
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【解答】
A ばいじん
B
①排煙脱硫装置の設置
ア 乾式法:活性炭・活性二酸化マンガンなどの固体吸着剤にSO2を吸着させ除去する。
イ 湿式法:アンモニア・石灰石などの溶液またはスラリー液(固体が混ぜ合わさった液体)にSO2を吸着させ除去する。
②硫黄分の少ない燃料の使用
硫黄分の含有が少ない低硫黄石炭を使用する。
③その他の対策
流動層燃料ボイラにおいて、流動媒体に脱硫剤を注入することで、炉内脱硫を行う。
C 燃料に含有する窒素が空気中に含有する酸素と反応して発生する。
空気中に含有する窒素が空気中に含有する酸素と反応して発生する。
また、燃焼温度が高いほど窒素酸化物は発生しやすい。
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