2011年10月25日火曜日

平成12年・二次試験-電力・管理【問3】


 送電線の送電能力を向上させる方策として、製紙系無効電力補償装置(SVC)などの電圧維持装置を、送電線途中の開閉所などに設置することが考えられる。
 図に示すような送電線があり、両端S及びRの電圧の大きさは一定値Vに維持されている。この送電線の左端Sから全長のa[%]の地点MにSVCを設置し、その設置地点の電圧の大きさを送電線両端の電圧と同じ値Vに理想的に一定に維持した場合について、次の問に答えよ。
 ただし、送電線の全長のリアクタンスをXとし、送電線には損失がなく、また、対地静電容量は無視するものとする。

(1)この送電線のM点において、S点から受電する有効電力P1及びR点へ送出する有効電力P2を表す式を示せ。ただし、間の相差角をδ1間の相差角をδ2とする。


 次に、この送電線の静的な最大送電電力(定態安定極限電力)Pmaxをaの関数として求め、それを図示せよ。
(2)この送電線のM点において、S点から受電する遅れ無効電力Q1及びR点へ送出する遅れ無効電力Q2を表す式を示せ。
 次に、SVCから系統に供給される遅れ無効電力QSVCを求めよ。
(3)aが50[%]及び100/3[%]のときのPmax及びQSVCを求めよ。



【解答】
準備中

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