2011年10月27日木曜日

平成14年・二次試験-電力・管理【問5】


使用電圧154[kV]の架空送電線路の電線(裸電線)が、図のように径間の中央付近のおいて樹木と接近しているとき、次の問に答えよ。
ただし、この径間の電線は均等に着氷雪しており、また、その径間では、電線の方向と直角な方向から風が吹き、がいし装置も電線と同様に横振れして図のような状態にあるものとする。
(1)次の荷重を求める計算式を図中の計算諸元の記号を用いて示せ。
a.単位長さ当たりの電線の風圧荷重Ww[N/m]
b.単位長さ当たりの着氷雪重量Wi[N/m]
(2)図のように、電線が風により横振れしたときの電線の横振れ角θ[°]を求める計算式を図中の計算諸元の記号及び上記(1)のWw、Wiを用いて示せ。ただし、がいし装置の重量は無視するものとする。
(3)電線が風により横振れし、その角度がθ[°]であったときの電線と樹木との離隔距離S[m]を求める計算式を図中の計算諸元の記号を用いて示せ。ただし、電線と樹木の最大振れ範囲との離隔距離は、水平のとき最小となり、また、電線外径及び着氷雪の厚さによる補正はしないものとする。
(4)Wc=30[N/m]、Ww=39[N/m]、Wi=30[N/m]、L=9[m]、d=10[m]であったとき、上記(3)における状態の電線と樹木との離隔距離S[m]の値を求めよ。ただし、三角関数が必要な場合は下表を使用してもよい。(中間の値は比例計算する。)
θ[°]272829303132333435
sinθ0.45400.46950.48480.50000.51500.52990.54460.55920.5736
tanθ0.50950.53170.55430.57740.60090.62490.64940.67450.7002
(5)「電気設備の技術基準の解釈」に規定されている使用電圧154[kV]の架空送電線路の電線と樹木との離隔距離[m]の値を求め、上記(4)で求めた離隔距離がこの「解釈」に適合しているかどうかを述べよ。

図略

(計算諸元)
電線の単位長重量:Wc[N/m]
電線外形:D[m]
着氷雪の厚さ:b[m]
着氷雪の密度:ρ[kg/m3]
風圧:Pw[Pa]
重力加速度:g[m/s2]
電線の横振れ角:θ[°]
電線と樹木との離隔距離:S[m]
がいし装置の長さと電線の強度との合計長さ:d[m]
無風時の電線と樹木の最大振れ範囲との水平距離:[m]



【解答】
準備中

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