図1の電力系統において、系統の末端電圧Vrは、負荷の遅れ無効電力Qに対して①式の直線特性で降下するものと仮定する。この系統の末端に接続される負荷の遅れ無効電力が、端子電圧に対して図2のような直線特性があるとすれば、系統の末端における電圧と無効電力は、ある値で安定状態となる。 系統のリアクタンスXは、5.0[%](100[MV・A基準%)で一定であり、定格電圧時の負荷の遅れ無効電力が50[MV・A]であるとき、安定状態における系統の末端電圧[p.u.]及び負荷の無効電力[MV・A]を求めよ。なお、電圧降下において負荷の有効電力及び送電系統の抵抗分は無視できるものとし、系統の送電端電圧Vsは1.0[p.u.](=定格電圧)で一定であるものとする。 系統の電圧特性:・・・① Vr:系統の末端電圧[p.u.] Vs:系統の末端電圧[p.u.] X:系統の末端電圧[p.u.] Q:系統の末端電圧[p.u.] 図2 負荷の電圧-無効電力特性 (単位は定格時の電圧、電力に対する[%]) |
【解答】
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